いつも通り結論から先に言っちゃいますね。
原価を意識しろ
私は結構意識します。
例えばブライダルジュエリー店
都会にショップを構えている=家賃高いだろうなぁ
キレイな内装=金かかってるなぁ
小綺麗な店員さん=若い女性なのでそこまで人件費は高くないかも
そんなに混んでない店内=1日何個売れるのかなぁ。1~2個ぐらいだろうな。
婚約指輪の平均購入価格は35.4万円らしい
相当に粗利率は高い商売なんだろうなぁ
→私の知人で、婚約指輪を購入。プロポーズに失敗した人が、質屋に鑑定に出したそうです。
なんと2万円しか買取価格がつきませんでした。購入価格は3~40万。
この事例から、ブライダルジュエリー店の原価率は10%程と推測がされます。
(超テキトーです)
ここで勘違いしてはいけないのは、原価率が低いものを購入するのが悪い、ダメとは全く言ってません。
もう1つ例を出しましょうか。
いきなりステーキです。
原価率は詳しくは知りませんが、他の飲食店より高いことは想像できますよね。回転率で稼ぐということですね。
ってことはだ。
ステーキ食うなら他のステーキ店よりも、いきなりステーキはコスパが高いという判断ができる。
回転寿司でもそうだ。(もう1つ出てもた)
回転寿司は1皿100円としよう。原価が40%としよう。
高級寿司店ならどうか?
1皿700円としよう。原価は20%としよう。
回転寿司が原価40円、高級寿司は140円だ。
価格は7倍、原価は3倍程。そりゃそうだ。回転率が違うんだから。
高級寿司なら、回転寿司よりも3倍も良いものを食えるから、高級寿司は価値がある!!!!
それがバカなのである。
人間の舌など、よっぽどのグルメではない限り、3倍もの旨みを感じることなど到底不可能である。
なんなら腹いっぱいで食う原価140円の寿司よりも、腹ペコで食う40円の寿司の方がはるかに旨く感じることも往々にしてあるだろう。
大事なことは、その原価の差を感じれるかどうかである!
上記の寿司で言えば、3倍旨いと感じれるなら高級寿司を食べる価値がある。というかコスパ的に妥当な選択と言える。
他の購入シーンでも同じだ。
安い店、高い店があった時、その差を感じれるかどうか、または他者がその差を感じれるかどうかは非常に大切である。
見た目がしょぼいのに、実は500万する時計があったと仮定する。
それは非常にコスパが悪い買い物であると断言できる。
なぜなら高級時計は常に、他者に見られて評価される(価値がある)ものだからである。誰にも見られないのであれば、誰もロレックスは買わないだろう。
ロレックスつけている連中は、ロレックスが好きなのではない。
購入時計をつけているというステータスがほしいのである。
ロレックスに価値はない。高級時計の代名詞をつけており、それが他者に見られて始めて満足できる結果(本人にとって)が発生するのである。
あ、この人ロレックスつけてる!って思われたいのである。
もっとわかりやすい例を出しましょうか?(まさかの3つめ)
債務整理の弁護士事務所の広告である。よくスマホでも出てきますよね?
過払い金の返還できますよ!ってやつですよ。
意味わかりますよね。
弁護士事務所にとって、WEB上に多額の費用を払って広告を出しても、利益が出るぐらい過払い金案件は「おいしい」商売なんですよ。粗利率が高いんですよ。
では我々はどうするか?
日々の出費では原価率がなるべく高い商品を選択する。そうすれば購入金額の割に良い商品、サービスを享受できます。
例外的な出費(婚約指輪)などでは、原価率を高くする努力をするのは効率が悪い。平均相場前後の商品を購入すればよいでしょう。
自分が原価の差を感じれるのであれば、原価が高くても低くてもコスパは良い。
原価の差を感じれない場合(婚約指輪)でも、売ることなんてないのだから(プロポーズ失敗しない限り)、そしてダイヤの輝き具合で他者は原価が高いか低いかなんてわからないのだから、そういう意味で婚約指輪はプロポーズに成功した段階でその価値というか役割を全うする。だから自分が出せる金額のものを買えばそれでいいのである。
スマホに表示される広告なんかをクリックして、サービスを受ける人はたいがい情弱でしょうね。