書評:数学女子 智香が教える 〈マンガ〉仕事で数字を使うって、こういうことです。

こちらの書籍は超実践的で、超役に立つ。

なぜか?

ビジネス上の漠然とした「傾向」を数字で分析できる、素人でもできる手法、単回帰分析を教えてくれるからだ。

例えばこんなことはないだろうか?

営業職で、担当している顧客の数、層、タイミングも同じ土俵で争っている営業それぞれに違う。だから営業としての力と、成果と、担当顧客の質というのは関連がありそうだ。

営業力が強ければ成果は出やすいはずだし、担当顧客数が多ければ成果が出やすいし、層やタイミングが合っていれば成果は出やすいはずである。

しかし実際には会社や上司は成果でしか判断、評価してくれない。

担当顧客数1000社、営業力100、成果が100出ている営業Aと、担当顧客数500社、営業力100、成果が100出ている営業Bを比べた場合。

営業Bは営業Aより顧客数において半分という不利な状況である、その他の環境は同じと仮定する。その場合、営業Bは営業Aより頑張ってそうである。

その「そう」を可視化する簡単な方法が単回帰分析なのである。

この書籍を読めばエクセルでびっくりするぐらい簡単にできる。

実際には、例えば私は一部上場企業の営業職なのだが、この単回帰分析すらできない人間で溢れているのである。上層部であっても。

おそらくそんな会社は腐るほどあるだろう。

それで終わってはいけない。単回帰分析を身につけて理論的に、数字で語れるようになろう。

悶々とした不満を立ち飲み屋で後輩にぶつけるだけのカッコ悪い先輩になるのはよそう。

この書籍では、数字で語れないものだからこそ、数字で語ろう。と問いかける。

そして、この書籍の一番言いたいことは何だと思う?

「人は、いつでも変われる」

マンガ形式で超読みやすく、数字で語れる初歩を学べるこの書籍の価値は、社会人ならば5,000円以上だろう。


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