政治家の殺し方 中田宏

これも面白かった。2002~2009年横浜市長を務めた人である。

これも恥ずかしながら私は、なんか見たことある人かなぁ。

って感じでした。

横浜市の財政再建をミッションとして頑張る。

その結果色々な既得権益層を破壊したことで様々な嫌がらせやでっち上げ、不倫騒動などと戦う過程が書かれている。

その経験から、自殺する人の気持ちがわかったという。したい、ではなく、自殺する人はこういう時にしたいと思うんだろうなぁということだ。

3000万の慰謝料請求された不倫騒動にしても、その他にしても、全てはおそらく利権相手が仕組んだんだろうというのは読めばわかる。それにしても人間というのは全く煙のない所に火を作ろうとするのだなとある意味感心した。それだけ利権というのは強力なのだろう。

職員から死ねというメールもバンバンきたらしい。民間では社長に死ねとは言えないが、公務員はクビにならないとわかっているからそういうこともあるらしい。人って本当に残酷なものである。

公務員ならでは?の面白かった箇所。

・退職日1日前に昇給。

これは退職金を増やすためだそうだ。なかなか面白い。

・特殊勤務手当が特殊じゃない件

55の特殊勤務手当は、この中田市長時代に2つに減らしたらしい。そしてその時は労働組合からの超強い反発があったそうな。たしかに自分の給料が減るのは喜ばしいことではないだろう。

しかし、その内容が笑える。

横浜ではないが、全国の274の自治体で徒歩手当があったらしい。ほかにも独身手当など。要するになんでもかんでも手当をつけて「第二の給料」を作っていたということだ。

どこが特殊勤務やねんww

徒歩通勤とか独身であることが特殊か?勤務か?

全国的に問題となり2004年12月に総務省がチェックすることになったそうだ。

公務員の給料が高い安いという話とはなんか次元が違う、市民からすれば感じが悪いよね。

辞める際にもレームダックを恐れ、用意周到に辞めるタイミングを計算して辞めた。

なんかいい政治家じゃん?私は政治知らないけど。正義感もあるし。

楽しく読めるしえげつない人間の欲も見えるし、勉強になりました。

NO IMAGE